ピロリ菌は胃の中に棲みついている細菌で、胃潰瘍や胃炎、胃がんの原因になるとされ、注目されています。
ピロリ菌はpH1という強酸の胃液の中に生息しており、空気感染や飛沫感染で伝染るとされており、子供のころに親から感染する人が大半であるといわれています。
ピロリ菌は50歳以上の日本人の70~80%が感染しているとも言われていますが、子供のころに感染し、長期間胃酸の中で生息できるのは、ピロリ菌が持つ酵素で胃の中の尿素を強アルカリのアンモニアに変えて、胃酸の酸性と中和させる事で生息できる環境を作っています。
ピロリ菌は2.5μmの大きさのらせん状細菌で4~8本の鞭毛を持ち、この鞭毛を回転して移動する様子がヘリコプターに似ている為、ヘリコバクター・ピロリといいます。
ピロリ菌はこの鞭毛をつかって活発に動き、胃粘膜を覆っている粘液層の中に潜り込み、粘膜の表面にくっついたり、細胞の間に入り込んで増殖し、胃の様々な障害に関与していると考えられています。
日本人の80%が感染していますが、感染していると100%胃に障害が現れる訳ではありませんが、胃がんや胃潰瘍の原因になる事がわかっているので除去するに越した事はありません。
ピロリ菌は抗生物質で除去する事ができ、1~2週間で約80%除去が可能で、1度除去すると再発の可能性は2~3%と考えられています。
抗生物質でなくとも一部ヨーグルトや梅のエキスにピロリ菌除去効果があると言われています。
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